2008年5月30日金曜日

仏教用語 「瓦」(かわら)

日本家屋の屋根を美しく彩る瓦。これも仏教語と言うから驚きです。粘土を一定の形に固めて焼いたもので、いらかの波も演出し、日常生活に溢れ、至って馴染みあるものとなってます。
この「瓦」インドの言葉のカパーラ(迦波羅)に由来するものと言われ、もともとの意味は、皿、鉢、骸骨、等だそうです。「瓦」として日本に伝わって来たのは、凡そ千五百年前、六世紀末頃と言われてます。中国で生まれたその「瓦」は、お隣朝鮮半島の昔の国、百済に伝わりそれから日本に渡って来ています。これは、仏教伝来の時期、経路共に全く一緒なんですね。
ですから皆さん、これからいらかの波を見ましたら、大昔大海原の波を仏教と共に越えてやって来た事を想像して見て下さい。きっと、瓦がロマンチックなものにみえると思いますよ。
                                    (プロジェクト副委員長)

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