2010年7月29日木曜日

仏様はほどけ様

仏様の眼をよく見てみると半開きの状態になっています。
我々は外ばかりに眼がいってしまいますが、仏様は眼を半眼状態にすることにより外も内も見ることができるのです。

眼をカッと見開き外の様々な情報をいつもキャッチしているのが現代人です。
常に外ばかりみているので、心や体は緊張状態になっています。

リラックスというのは、緊張がほどけることを言います。
ただダラーっとするということではなく
半分は外へ、半分は内に仏様のようにほどけることが本当のリラックスだと
思います。


お寺での修行はこのようなリラックスを得るためでもあるのです。
お寺にお参りしたり、お経を聞いたりして気分が落ち着いたり
心地よく感じるのは、うまくほどけている証拠なのです。

仏様のように、時にはほどけて、内をみていきましょう。
そうすると必ずいろいろな気づきが生まれてきます。
内なる眼を育てる力もどうぞお忘れなく。

2010年7月27日火曜日

ちびっこプチ修行開催

29日(木)午前中に毎年恒例の子どもたちのプチ修行が行われます。
今年で5年目となります。
一生懸命にお経を読む子どもたちの姿は仏様のようですよ。

2010年7月7日水曜日

キョロロロロロロ~

最近裏山から夕方になると
「キョロロロロロロ~」と
不思議な鳥の鳴き声が聞こえてきます。

そういえば以前詳しい人から教えてもらったことがあって
その鳥の名前は確かアカショウビン。
ネットで鳴き声を調べてみると、やはりアカショウビンでした。

真っ赤な口ばしで、体全体も赤く
夏になると日本に渡来する渡り鳥だそうです。

鳴き声付きの動画をyoutubeから探しましたのでどうぞ。



夕方にこの鳴き声を聞くと、少し涼しくなるような気がします。

2010年7月3日土曜日

7月のことば

今月のことばは
浄土宗から送られてきたポスターに書いてあったものです。




思い通りと言う名の道はありません。
ないのにいつでもその道を探そうと一生懸命になっているのが我々です。

「思い通りという、道はない。」

この言葉をいつも抱いていれば
現実をあるがままに受け入れることができるのではないでしょうか。

2010年7月1日木曜日

火車



友人に薦められた「火車」という本。
著者は宮部みゆき。

彼女の作品の中では一番知名度のある作品だとか。
単なるミステリーではなく、社会の闇の部分を
うまくあぶり出している作品でした。
約600ページの長編小説ですが、それを気にさせずに
一気にのめり込ませる著者はお見事です。

最後の終わり方などは…すごいです!!!
是非是非読んでみてください。

以下本のカバーより引用
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して--なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。