2009年6月29日月曜日

月を見ていますか?


月影の

いたらぬ里は

なけれども

眺むる人の

心にぞすむ


これは浄土宗を開いた法然上人の代表的な和歌です。

月の光はどんな所へも平等にふり注いでいます。届かない人里などありません。
しかし眺めた人だけにしかそれはわかりません。

月の光は阿弥陀様の救いを表わしており、その救いは万人を対象としています。
しかし月を見なければ、それがないのと同じことです。
見なければ存在しているということもわからないのです。

念仏を唱えれば必ず極楽浄土に生まれることができるのと同じように
月を見さえすれば、必ずその人の心にまでその光は届くのです。

2009年6月27日土曜日

考えないこと

「もう気にしていません」と言うが
本当に気にしていないのだろうか?
これは、気にしていないということを気にしていて
まだそこにとらわれている。

「とらわれ」や「こだわり」そして「かたより」から解放される
とはどういうことなのでしょう?

面白いことが書かれてあったので引用します。
世間体を気にしない、
まったくの自由人は、
それが自分のライフスタイルだと思い込むことで、
自分の体裁を気にしている。

格好をつけるのが嫌いだ、という人間は、
格好をつけないことが、格好の良いことだと思っていて、
つまり、格好をつけている。

他人に干渉するな、と求することは、
そういって、他人に干渉している。

自分が特別だと思っている、それ自体が特別ではない。

意識とは不自由なものだ。

こうして、自分のアイデンティティは、素直な思考によって不可逆的に軟弱になっていく。

最も効果的な防御とは、考えないこと。

(「詩的私的ジャック」より 森博嗣著)

2009年6月26日金曜日

帆の張り方

同じ風が吹いているのに

ある船は東へ

他の船は西へ行く

どちらに行くかは風によるのではなく

帆の張り方によるのです。

          (E.W.ウィルコックス)

自分が進む方向は帆の張り方でいかようにもなるのです。
張り方次第ではどんなところにも行けるのです。
そしていつでも張り方は変えられるのです。

ただし、風がないと進みませんが・・・
まあ、その時はしっかりと休む時かもしれません。

2009年6月22日月曜日

梅雨にはしっかりと汗をかきましょう。

いよいよ梅雨らしい天気になってきましたね。

梅雨に入ると身体がだるくなってきます。
理由としては、汗が蒸発せずに、体温調整がうまく機能しないからだそうです。
だからこそ適度に運動し汗をかき、汗のでる身体をつくらなくてはいけません。
そしてそれは、夏向きの身体になっていくのです。

梅雨は、夏を乗り切るためにも大切なのですね。

2009年6月21日日曜日

プロレス、それとも格闘技?

ニュースでも知っていると思いますが、プロレスラーの三沢光春が帰らぬ人となってしまいました。あのエルボーパットがみれなくなると思うと残念です。

最近プロレスはテレビでほとんど放映されなくなってきました。
反対に格闘技がとりあげられ、しかもゴールデンの時間帯に放映されるようになりました。

プロレスのいいところは相手の技を引き出し、そしてそれを全身で受ける。
お互いに技を受け合いながら戦うところです。
技を受けられるようしっかりと身体も鍛えたり、受身の訓練をします。
勝敗よりも技を出し合って戦っている試合の過程がとても楽しいです。


格闘技は一撃必殺です。やるか、やられるか。
見ていてこちらも力がはいります。
だから見終わった後はドッと疲れが…。

どちらも好きですが、
格闘技が流行るのは、ストレスフルな世の中の反映なのかもしれませんね。

2009年6月18日木曜日

隠岐の島ウルトラマラソン

日曜日から仕事で隠岐の島町にいっていました。
久しぶりのテレビのない生活でした。
今回は遅くまで仕事が入り、なかなか読書などゆっくりとした時間をもつことができませんでした。この蒸し暑さもあり、ちょっと疲れ気味です。

隠岐の島町では21日(日)に「隠岐の島ウルトラマラソン」があります。
100キロと50キロの2つのコースがあり朝5時からスタートです。

100キロの制限時間は、14時間30分。
朝5時からのスタートなので19時30分までにゴールしなければいけません。
それにしても100キロも…!!!

参加者の皆さん、最後まで頑張ってください。

2009年6月9日火曜日

目をひらくためには

目をひらくためには

目をとじねばならぬ


坂村真民



たった2行の詩ですが、ものすごく深い言葉です。

2009年6月4日木曜日

枯れ木



枯れ木より

飛び立て空へ

緑の芽

力を出し切れ

勇気を胸に

   頚誉

2009年6月2日火曜日

うさぎとかめのお話

皆さんも知っているうさぎとかめのお話があります。

うさぎとかめがゴールを目指して競争します。
かめはゆっくりゆっくりマイペースで進んでいきます。
うさぎはあっという間に走り去っていきました。

そんな中、うさぎは油断して昼寝をしてしまいました。
目が覚め気づいてみると、かめはうさぎを追い越して先にゴールしてしまうというお話です。

このお話で言いたいことは何なんでしょうか?

コツコツと一生懸命頑張れば追いつくことができる、
何でも最後までやりぬかなければいけない、
過信して油断すると負けてしまうというようにも考えられますね。

しかし、子どもから次のような質問がきたら皆さんどう答えますか?

「どうしてかめは昼寝をしているうさぎを起こさなかったの?」

相手のことを思いやらないかめは冷たいのかもしれない。
競争だから声をかけなかったのかもしれない。

うさぎが怪我や病気で倒れていたのかもしれない。
うさぎは助けてほしかったのかもしれない。
そうだったら、かめがうさぎを背負ってゴールすることもできたのかもしれませんね。

様々な角度から見てみると面白いお話しですね。

昔テレビでスチュワーデス物語というドラマがありました。
主役の堀ちえみはのろまなかめと呼ばれていましたが、
彼女ならうさぎに「どうしたの?」って声をかけていたのではないでしょうか…(笑)

核家族化され競争社会でもある今日。
このような発想は必要かもしれませんね。

皆さんはこのお話をどのようにとらえていますかぁ~?

2009年6月1日月曜日

散骨専用の島

散骨というと海に骨を撒くイメージがありますが
海士町には骨を島に撒くことができる散骨専用の島があります。

しかもその島は大山隠岐国立公園内にある隠岐諸島の一つでもあり無人島です。
この島は建築物等が認められない第一種特別地域に指定されており、これから先も人の手が入ることのない島なのです。

無人島が散骨所になるのは日本初のようです。

島が見える対岸では参拝などもできるように慰霊施設もあります。

生前の予約や問い合わせも多く、今後ますます注目されるでしょう。

詳しくはこちらから