2008年3月30日日曜日

修行内容について説明

<写経について>
お経を書き写す最も初歩的な修行のことです。お経を書き写すことによって願いごとがかなう、あるいは極楽の世界に往生できるとも言われております。一字一字意識を集中して書いていると、不思議と気持が落ち着いてきます。心を込め丁寧に書き写すことが大切です。字や筆が苦手でも、あるいは
書道の経験があまりない方でも、安心してできます。久しぶりに墨を磨(す)って、そして字を書くことだけに集中したちょっと『贅沢な時間』を体験してみませんか?



<写仏について>
「写仏」とは仏様のお姿を描き写すことです。これも写経と同じく初歩的な修行のひとつです。お手本となる絵(写経の場合は文字)に用紙を重ねて描き写していきますので、誰でも安心してできます。描きはじめると不思議と集中していき、心が落ち着いていきます。ゆっくり丁寧にそして心を込めて、一本一本の線を描いていってください。出来上がった絵は、あなたの心を表している「仏様」なのです。



<礼拝について>
仏教では、これを『らいはい』と読みます。キリスト教では『れいはい』と読みます。あらゆる宗教で行われている行為です。信仰の対象を身体を使ってつつしんで敬う事をいいます。仏教ではとても重要な修行とされています。その礼拝の中で、最も丁寧な仕方とされるものが『五体投地接足作礼(ごたいとうちせっそくさらい)』です。両腕・両肘・額(五体)を仏様にひれ伏して(投地)、仏様の足に接する(接足)礼拝の仕方です。お念仏を唱えながらこれを何回も行っていきます。礼拝しながら自分の心の中を仏様の前に投げ出してみてはいかがでしょうか?




<勤行について>
お坊さんが毎日読んでいるお経を唱えてきます。

<念仏行について>
ひたすらお念仏を唱えつづけます。



<念仏行道>
お念仏を唱えながらお寺から山頂まで歩いて往復する行です。

<懺悔について>
仏教では “さんげ”と呼び、これまでの自分の罪や過ちを仏様に告白し、罪や過ちを忍び受け入れてもらいます。

<説法について>
仏様の教えについてなどお坊さんのお話を聴きます。

離島で週末「本」の旅 参加者募集

4月の26日(土)~27日(日)に離島で週末「本」の旅を行います。

「本」好きな方、人に紹介したい本を片手に離島へ来てみませんか?
そして本と一緒に離島の空間の中で「極上な時間」を味わいましょう。

~参加条件~

島外に住む18歳以上の人で
 ●本をこよなく愛する人
 ●人におすすめしたい「本」があり、それを持参して紹介のできる人
 ●次を極上な時間と感じられる人

極上な時間 其の一  海の見える場所での読書
極上な時間 其の二  松坂牛に匹敵する「隠岐牛」を食らう
極上な時間 其の三  島の絶景地の観光
極上な時間 其の四  お酒を飲みながらみんなで本などについて紹介したり
               語り合うこと
極上な時間 其の五  静かなお寺でプチ修行(写経)
          ここでいう本とは、小説、エッセイに限らせていただきます。


「好きな本」を読むための時間としてこの旅を利用してみてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧下さい。↓

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「修行の様子」第一弾 動画でどうぞ。

第1回目「離島で週末プチ修行」の様子をyoutubeにアップしました。合計6本程度アップされる予定です。今回は第一弾です。どうぞご覧ください。






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2008年3月28日金曜日

プレゼント




先日友人からちょっと早いですが、誕生日プレゼントを頂きました。昔懐かしい曲が沢山聴けてとても嬉しくなりました。ヘヴィーメタルを聴くことは私の頭の中に隙間を作るよい方法です。お陰で行き詰っていた仕事がとてもはかどりました。木魚のスピードが速くならないように気をつけたいと思います(笑)ありがとうございました。



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2008年3月26日水曜日

「きく」ということ

仏像をよくみるとだいたい耳が大きく、口が小さい。
やはり仏様は我々の願いを「きく」為に耳が大きいのではないでしょうか。

「きく」という言葉には3種類あるといいます。

1.訊く  口できく。尋ねる、尋問する、ききだすという意味
   
2.聞く  耳できく。自然と耳にはいってくる。必要な情報だけをきくという意味

3.聴く  心できく。相手の為に、相手の価値観で、積極的にきいていく。

       言葉の底に流れる気持ちをきく
     

英語でいうと、上から ask、hear、listen。


普段生活していると、1、2の「きく」がどうしても多くなると思います。

ついつい尋問調になったり、うわの空できいてしまいます。

1、2も必要ですが、3.の「聴く」も忘れないでいきたいものですね。




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2008年3月23日日曜日

「心に響く歌」の紹介

特にさだまさしのファンではないが、とても心に響く歌があります。
それは「償い」という曲。彼は知人の実話をもとに作詞作曲したそうです。
歌詞に注目してまず聴いてみてください。

http://jp.youtube.com/watch?v=Vl2XbBlNCzs

銀行社員を殴り殺し、実刑判決を言い渡された少年二人。判決後に裁判長は、反省の色がみられない彼らに対してこの曲の歌詞を読むように勧めたという。後日二人の少年は拘置所でこの歌詞を手にしたそうである。


犯罪とまではいかないまでも、我々は多かれ少なかれ人を傷つけることはあります。傷つけた後、いかにしてそのことを甘受して生きていくのかが大切だと思いました。

みなさんの「心に響く歌」はなんですか?


「償い」   作詩・作曲:さだまさし

 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
 たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

  人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
  被害者の奥さんの涙の足元で
  彼はひたすら大声で泣き乍ら
  ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
  それから彼は人が変わった 何もかも
  忘れて 働いて 働いて
  償いきれるはずもないが せめてもと
  毎月あの人に仕送りをしている


 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
  主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
  それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
  手紙の中身はどうでもよかった それよりも
  償いきれるはずもない あの人から
  返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
  ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
  神様って 思わず僕は叫んでいた
  彼は許されたと思っていいのですか
  来月も郵便局へ通うはずの
  やさしい人を許してくれて ありがとう
 
  人間って哀しいね だってみんなやさしい
  それが傷つけあって かばいあって
  何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
  とまらなくて とまらなくて とまらなくて


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2008年3月21日金曜日

春のお彼岸

お彼岸は春分の日と秋分の日が中日(なかび)となり年2回あります。中日の前後3日間の7日間がお彼岸です。春分・秋分の日には太陽が真西に沈みます。太陽が沈む真西、さらにその向こうには、ご先祖様がおられる極楽浄土の世界があります。浄土とは別名「彼岸」のことです。

春のお彼岸には「牡丹餅」を秋のお彼岸には「お萩」をお供えします。春には牡丹が咲き、秋は萩の花が咲きますので、それらに例えて同じ物でも呼び方が違います。因みに、春はこしあんを使用、秋はつぶあんを使用するそうです。

ちょっとお墓参りに出かけ、彼岸におられるご先祖様に感謝して供養しましょう。

どうしても行けない方は
姿勢を正し、下の仏様に向かって合掌し「なむあみだぶつ」と10回お唱えしてご先祖様を供養しましょう。




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2008年3月19日水曜日

お陰さま



『おかげさまで』

夏がくると冬がいいという、
冬になると夏がいいという。

太ると痩(や)せたいという、
痩せると太りたいという。

忙しいと閑(ひま)になりたいという、
閑になると忙しいほうがいいという。

自分に都合のいい人は善い人だと誉め、
自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す。

借りた傘も雨があがれば邪魔になる。
金をもてば古びた女房が邪魔になる。
世帯をもてば親さえも邪魔になる。

衣食住は昔に比べりゃ天国だが、
上を見て不平不満に明け暮れ、
隣を見ては愚痴ばかり。

どうして自分を見つめないか、
静かに考えてみるがいい。

いったい自分とは何なのか。
親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊(かたまり)が自分ではないのか。

つまらぬ自我妄執を捨てて、得手勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう。
おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい。  
                                        (作者不詳)

「風邪は治りましたか?」「はい、お陰さまで」
普段何気なく使っているこの「お陰様」という言葉。
陰は、目に見えるものだけではなく、目には見えないご先祖様や神仏も意味しています。
感謝する心、忘れないでいきたいものですね。



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2008年3月18日火曜日

蝉のぬけがら

プチ修行参加者のみなさんと町内を観光している時に、蝉の抜け殻を発見。



ちょっと話は変わりますが、モーグルの上村愛子選手(28歳)が今シーズンの最優秀選手に選ばれた。
昨シーズンまでは目に見えない緊張や不安の壁にぶち当たりスランプに陥っていった。インタビューでは精神面の弱さを克服したことが大きいと話していた。

これまでは緊張を隠そうと無理に笑顔をつくったりそれを悪いものとしていた。
しかし、そんな自分を受け入れられたときから滑りもよくなっていったようである。

これまでの価値観が上村選手の心を苦しめていたのでしょう。これまでの価値観はとても大切ですがそれで苦しむこともあるのです。心も日々成長しています。これまでの価値観という枠では太刀打ちできなくなったのです。そのような時には、ちょっとこれまでの価値観という枠を広げてみることも必要ではないのでしょうか。
蝉も長年土の中でいっしょだった自分の一部を脱ぎ捨てて、新しい世界へ旅立っていくのですから。


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2008年3月16日日曜日

修行最終日

スケジュール

5:00  起床
5:30~ 朝のお勤め
6:15~ 写経
7:00~ 朝食(精進料理)
9:00~ 写仏
10:00~ 法話
11:00~ 修了式

早朝5:00に起床。
外は薄暗い中、5:30から朝のお勤めがはじまりました。



ただ字を書くことだけに集中して写経をしています。
よく考えてみると、とても贅沢な時間ですね。



朝食はもちろん精進料理。
食前のことばをお唱えしてから頂き、食後のことばで終わりました。




二人のお坊さんより法話をしていただきました。
日ごろ我々はなんとかしようとする能動的な心構えになっています。お寺という空間は受動的な心構えにかわる装置であると話をしていました。
また、諦めるとは、あきらかに見ること。マイナスのイメージで使っていた言葉でしたが、なんだか救われたような気持ちになりました。



参加者一人一人修了証と散華(さんか、さんげ)を受け取りました。
散華とは、仏様を供養するためにまかれる華のことです。身につけていると心や身体が清められ仏様の御加護
があるとされています。お守りや魔よけとしてお財布などの中に入れたり、あるいは本のしおりとして使われる方もいます。



最後はみなさんで記念写真。
本当におつかれさまでした。




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2008年3月15日土曜日

修行第1日目

本土から3名、島内2名、計5名の参加者によるプチ修行が始まりました。

スケジュール
 13:30~入行式
 14:00~おつとめ(日常勤行)
 15:00~礼拝行
 16:00~念仏行
 17:00~写経
 18:00~夕食(海士町産の食材を使った精進料理)
 19:00~礼拝行
 20:00~解散

みなさん背筋を伸ばしてお経をお唱えしています。


写経の様子


精進料理 
こんにゃくの刺身や煮物、なますに山菜の天ぷらなどとてもヘルシーでした。





1日目も無事終わりました。
明日は早朝5:30より修行が始まります。


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2008年3月13日木曜日

余ったりんご 

とても仲のよい3人兄弟がいました。ある日、兄弟の一人が学校帰りに近所のおばあちゃんから4つりんごをもらいました。帰ってから兄弟一人ずつりんごを分けました。しかし一つ余ってしまいました。
余ったりんご、この兄弟はどうしたでしょうか?皆さんだったらどうしますか?

余ったりんごを1/3にして分けますか?

この兄弟は、話し合って余ったりんごを仏壇にお供えしたそうです。
このような発想はとても大切だと思います。

普通我々は、自分のことしか考えず1/3にしようとします。しかし、余ったりんごを無理して分ける必要はないのです。自分たち以外のことも考えられる頭のやわらかさ、必要ですね。このような教育がいま一番必要とされているのではないでしょうか?





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2008年3月12日水曜日

いよいよ

いよいよプチ修行がせまってきました。お寺の裏山からはウグイスの鳴き声がきこえたようです。
日増しに気温も上がり、週末も晴れの予定です。寒さが心配でしたが、この感じなら大丈夫ですね。
現在お申し込みは5名。
お寺での準備も順調に進んでいます。当日皆様に会える日を楽しみにしております。



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2008年3月10日月曜日

心に残るいい言葉

以前、何かの冊子に書かれていてメモっていた言葉です。

天は二物を与えず


ツノある牛は歩むが遅い。ツノない馬は走るが早い

器量のよい人愛想が悪い。愛想のよい人器量がもう一つ。愛想も器量もどちらもよけりゃ、これまた身体が弱くて病院通い。

金がある時、暇がない。暇のある時、金がない。お金お金と無理してためて、たまった途端に命がもたぬ。

家も新築・お金もできたが、肝心要の子ができぬ。出来た出来たとちやほやしたら、ためたお金を湯水と使う。

お金も子供も言う事ないが、もらった嫁御が気に入らん。生んだ我が子も親に立てつく世の中だ、他家で生まれた人じゃもの、辛抱するのが当たり前。

二つ揃ってよい事ないと、悟るまでには月日がかかる。わかりかけたらこの身の終わり。ほんまに浮世はままならぬ。





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2008年3月5日水曜日

おすすめ本





今私がはまっている本です。
世の中には実に様々な生き物がいるものです。
リアルなイラストとそしてとても面白いコメント。
見た目は変ないきものですが、なぜか人間的で愛着を感じてしまうのは私だけでしょうか。
おすすめです。

修行の秘密 科学が迫る

「修行の秘密 科学が迫る」という記事が今日の読売新聞に掲載されていました。


お経を読んだり、座禅、瞑想、ヨガなどのような修行は、脳の中にある神経伝達物質セロトニンを活性化するそうである。このセロトニンは精神を安定させ、心身を快適にするだけではなく、ストレスなどの耐性を増すそうである。


詳しくはこちらをどうぞ。http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp80304a.htm?from=ichioshi


疲れているときなど甘いものを食べるとよいといわれますが、実は甘いものを食べるとこのセロトニンが脳の中で増えるそうですね。


現代の脳科学の研究は昔に比べどんどん進歩しているようですが、まだ入り口に過ぎないようです。今後、どんなに科学が著しく進歩しようとも、最後は合掌する心を忘れないでいきましょう。





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2008年3月1日土曜日

心に残るいい言葉


仏様のことば(丁度よい)

お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸もよろこびも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は、
悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく卑下する要もない
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連れの人生
丁度よくないはずがない
丁度よいのだと聞こえた時
憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏



藤場美津路さん

石川県真宗大谷派常讃寺坊守七三歳

朝日新聞平成十四年三月三日に掲載されたものです。

藤場さんは「自己否定の苦悩の中に聞こえた仏様の慈愛の言葉です。安易な現状肯定ではありません。」と話されたということです。




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