2010年1月30日土曜日

宿題

今日の宿題は つらかった 今までで いちばんつらい宿題だった
一行書いては なみだがあふれた
一行書いては なみだが流れた

「宿題は、お母さんの詩です」先生は そう言ってから
「良子さん」
と 私を呼ばれた
「つらい宿題だと思うけど  がんばって書いてきてね。
 お母さんの思い出と  しっかり向き合ってみて」

「お母さん」
と 一行書いたらお母さんの笑った顔が浮かんだ
「お母さん」
と もうひとつ書いたら ピンクのブラウスのお母さんが見えた
「お母さん」
と言ってみたら 「りょうこちゃん」 と お母さんの声がした
「お母さん」
と もういちど言ってみたけど もう 何も 聞こえなかった

がんばって がんばって 書いたけれどお母さんの詩は できなかった
一行書いては なみだがあふれた
一行書いては なみだが流れた
今日の宿題は つらかった 今までで いちばんつらい宿題だった でも
「お母さん」
と いっぱい書いて お母さんに会えた」
「お母さん」
と いっぱい呼んで お母さんと話せた
宿題をしていた間 私にも お母さんがいた



これは学校で先生よりお母さんの詩を書きなさいと言われ
小学校6年生が書いた詩です。

とてもつらい宿題だったと思います。
しかし「お母さん」と呼べばお母さんと合えたり、話せたりできたのです。
「お母さん」はいつでも彼女の心の中にいるのです。

2010年1月13日水曜日

隠岐初のJリーガー

隠岐の島町出身の平野甲斐さん。
サッカーをするために、中学から隠岐を離れ下宿生活。
高校は立正大湘南高校へ。
現在はびわこ成蹊スポーツ大学におり、卒業後カタ―レ富山に入団が決定。
隠岐初のJリーガ―の誕生です。
相撲の隠岐の海に続いて頑張ってほしいですね。

平野選手についてはこちらから。

2010年1月12日火曜日

あなたの知らない世界~地獄編④~

衆合地獄

地下一番浅い地獄が等活地獄。
その下には黒縄地獄。さらにその下には衆合地獄があります。

衆合地獄は殺生や盗み、邪淫の罪を犯したものが行く地獄です。
ここには、切れ味鋭い葉の茂った木が無数に生えていて、そこにはとても好みの女性がいます。木の上から「こっちへおいで」と誘惑され、罪人は女性を追って木に登ります。
葉っぱで身体は傷付けられ、内臓にも突き刺さります。登ってみると女性は下におり、下から「こっちにいるよ」と言うのです。
また罪人は下に降りていきます。切り刻まれた身体はさらに傷付けられます。
ようやく下まで降りると、今度は女性は上に…
これが繰り返されるのです。


他には、鉄でできた大きな臼のなかに入れられ、鬼たちに鉄の杵で餅つきのようにつかれたりたり、岩山に挟まれたりする刑もあります。

等活地獄の64倍の刑期で、苦痛は100倍です。
(等活地獄の刑期:1兆6600億年)

2010年1月7日木曜日

金もうけしたい人は、させたらええんですよ

全日本仏教会会長 松長有慶さんの言葉です。

「金もうけしたい人は、させたらええんですよ」
「肉買いたい、金持ちになりたい。欲望は生命力に通じる。
 全否定するのではなく、他人に役立つよう昇華すればいい」
「人間が最も満たされる大きな欲とは
 『あなたのおかげです』と語る人が、一人でも二人でも現れる
 ことやないですか」


           (平成22年1月6日付 読売新聞より引用)


仏教は欲を否定している訳ではない。
欲は生きる力にもなり、他人をHappyにすることだってできるもの。
欲のお陰で頑張って夢がかなったり、社会に貢献することだってできる。

しかし欲を満たそうとすると、時々よからぬ心に変わってしまい
そして結果として自分の利益だけしか考えなくなることがある。
他人を見ることなく、自分の為にだけ突き進んでしまうもの。

エネルギーとなる欲望の一部を、人さまのお役に立てる、感謝される、喜ばれるということに使っていくこと。そうすれば、実は最上級の欲を手に入れることができるのだ。

お金をいくら稼ごうとも、どんな高級なものをもってもよい。
ただ忘れてはならないことは、いつの時代でも「相手に思いを馳せる」ということではないだろうか。

欲に取りつかれすぎて「自己虫」という虫が世界で大量に発生している現代に、松長有慶さんの言葉はフィットする。
ダボス会議(世界経済フォーラム)に出席されるようなので、世界の政界・財界のトップに仏の教えを是非説いて欲しいと思う。

2010年1月6日水曜日

2010年は「国民読書年」



昨年、衆参両院で国民読書年に関する決議法案が採択され、今年は国民読書年となりました。
国民挙げての読書の年です。

合言葉は「じゃあ、読もう」。

今年は昨年よりも更に読書時間を増やしたいと思います。
ジャンルはどうしてもかたよってしまうので、幅広く、そして年間目標は100冊。
どんな本と出会えるのか楽しみです。

国民読書年の詳しい事業内容はこちら

2010年1月2日土曜日

1月の言葉

新年あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いします。

1月の言葉です。
今は論語ブームなのでそこから引用しました。

 君子は諸(これ)を己に求む  小人は諸を人に求む

小人は何でも人に求めたり、人のせいにしたり。
他人ばかりに要求をもとめ、その通りにならないと不満を抱く。
そして人をうらやましくばかり思ってしまう。

しかし君子は全ての事に対して自分に求め、重い荷物を背負っている。
いつも他人に責任転嫁せずに、自らの責任として考えていく。

何でも秘書のせいにする人たちにもう一度読んでもらいたい言葉ですね。

責任は自分に求め、そのように背負って生きることが自分を鍛え磨くことにつながっていくのではないでしょうか。