2010年9月16日木曜日

♪わたし待~つ~わ~♪

工事の為、数ヶ月前よりよく通る道に信号が設置されました。
その信号にひっかかると約2分間は待つことになります。
そのせいかちょっと狭い別の道を利用する人が多くなりました。

別の道を使うことが悪いとかではありませんが、最近は2分間待つことぐらいできないのか、そんなに急ぐ必要があるのかとよく思います。

心の余裕・ゆとりは大切な事です。
たかが2分、停まってゆっくり景色を眺めたり、好きな音楽に耳を傾けたり、
ボーっとしたりすることもできるのではないでしょうか。
何も信号だけに限らず、1日の間でも同じことですね。

便利になればなるほど、日常の流れもどんどん早くなってきています。
そして待つことや停まる経験が減ってきているように思います。

ちょっと立ち止まってみる、待ってみる。
されど2分にしないように、こんな時間をもっと大切にしてみたいと思います。

2010年9月13日月曜日

永遠の0(ゼロ)

今年は太平洋戦争が終わって65年目に当たる節目の年。
そんな中で眼に入った本が「永遠の0(ゼロ)」。
今年読んだ中でも1,2位を争う本で、涙を流しながら読んでいました。




とても深いし、自分が戦争について表面的なことしかしらないと気づかされました。
そして、命とは、生きるということは、生きる目的とは、戦争とは何なのかを考えさせられました。
九死に一生ではなく、十死零生(生きる可能性がゼロ)で特攻隊は飛んでいきます。
このことがどういうことなのか…

是非読んでみてください。

2010年9月11日土曜日

心の定期点検

「たとえば軍艦というものはいちど遠洋航海に出て帰ってくると、船底に かきがら がいっぱいくっついて船あしがうんとおちる。人間もおなじで、経験は必要じゃが、経験によってふえる智恵とおなじ分量だけの かきがら が頭につく。智恵だけ採って かきがら を捨てるということは人間にとって大切なことじゃが、老人になればなるほどこれができぬ」
(坂の上の雲 第2巻 p.324 秋山真之の言葉)


船底に付く貝のように、年を取れば取るほど我々にはたくさんの価値観がくっついてくる。そして貝が剥がれにくくなるのと同じように、その価値観でしか考えられなくなってくる。手放すことも可能なのにそれに必要以上にしがみついてしまう。

日々生活していると、自分にどんな貝がひっついているのかわからなくなってしまうことが多いのではないだろうか。
そして意外とそれを大切にするあまり身動きがとれなくなってしまうこともあるのではないだろうか。

人生の節目節目で我々は自分にどんな貝がついているのか見ていかなければいけないと思う。そして今置かれている環境であるいはこれから置かれるであろう状況で、必要でないものは剥がせばよい。必要な時はまた戻せばよいのだから。
剥がせば新しい貝が付着するスペースがうまれる。そこにはきっと今の自分にフィットしたあたらしい貝がひっついてくる。

価値観の多様な世の中になってきている。
そんな中で生き抜くためにも、人間ドッグも大切だが、自分自身の心の定期点検も忘れてはならないと思う。

2010年9月5日日曜日

9月のことば  「人は仏なり」

少し遅れてしまいましたが、今月のことばです。

「人は仏なり」

人には誰でも仏の心が備わっています。
だから我々がいつも顔を合わせる人は仏さまなのです。

仏さまから学ぶことは沢山あります。
昨日出会った仏さまからは何を得ましたか?
今日出会う仏さまからは何を感じるのでしょう?

好き・嫌いと人の事を言っている場合ではありません。
仏さまからのメッセージを逃さないようにいきましょう。