2008年3月1日土曜日

心に残るいい言葉


仏様のことば(丁度よい)

お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸もよろこびも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は、
悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく卑下する要もない
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連れの人生
丁度よくないはずがない
丁度よいのだと聞こえた時
憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏



藤場美津路さん

石川県真宗大谷派常讃寺坊守七三歳

朝日新聞平成十四年三月三日に掲載されたものです。

藤場さんは「自己否定の苦悩の中に聞こえた仏様の慈愛の言葉です。安易な現状肯定ではありません。」と話されたということです。




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