2008年5月24日土曜日

仏像と水かき

水泳選手の手を見ると、誰でもではありませんが、指と指の間に水かきがあるそうです。ソウルオリンピック金メダリストの鈴木大地選手や、オーストラリアのイアンソープ選手にも水かきがあったことで知られています。水泳選手のように厳しいトレーニングを積むと自然とできてくるようです。

仏像にも水かきがあるのを知っていますか?
それを曼網相(まんもうそう)と言います。仏像は水泳をしませんが、その手で我々をくまなく救いとってくださる姿なのです。

仏像の耳を見てみると、とても大きいことがわかります。
それは、人の話に耳を澄まし、そしてどんなことにも耳を傾けて聴いてくれ、また我々の願いを聴いてくれる存在だからです。

口は小さいですが、舌は広くてとても長く、「三千大千世界を覆う」と言われています。その舌でどんなことでも飲み込んでくれるのです。

仏像をみる機会がありましたら、ちょっと注意してご覧になってみてはいかがでしょうか。

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