2009年10月4日日曜日

死後四十二日目(六七日)~死後四十九日目(七七日)

あなたの知らない死後の世界①
あなたの知らない死後の世界② ~初七日~

あなたの知らない死後の世界③~三途の川~
あなたの知らない死後の世界④ ~二七日~
あなたの知らない死後の世界⑤~死後21日~35日まで~
あなたの知らない死後の世界⑥~死後35日目~


閻魔大王より猶予を与えられ、今度は死後四十二日目を迎え
冥土の旅もいよいよ終わりに近づいてきました。

今回は第6回目の裁判となります。

裁判官は変成王(へんじょうおう)
四七日と五七日目の裁判官の報告を受けながら、審判していきます。

しかしここでも判決は下されずに

死後四十九日目(七七日)の裁判官に委ねられます。
ここでの裁判官は秦山王(たいせんおう)

泰山王は死者に対して六つの門を指して
「あちらは六つの世界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の入り口です。
 どの門を選ぶかはあなたの自由です。
 選んだところが、あなたの来世となります」

門はどこに通じているのかもわからないまま、死者は結局自分で自分の行き先を
選ばなくてはいけないということです。
「自らしてきたことは、後に自らに降りかかる」という仏教の基本的な考えがあります。
生前にどんな行いをしてきたか、そして生前の行いには必ずその報いがくる。
そして、そこからは誰も逃れることができない。
自分で選んだ門とその行き先は、自業自得なのです。

これで中陰の旅が終わります。
中陰が満了するので、四十九日の事を満中陰(まんちゅういん)とも言います。

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