2009年9月24日木曜日

死後三十五日目(五七日)

死後三十五日目。第5回目の審判です。

裁判官は閻魔大王です。

「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と子どもの頃に
よく聞かされたのではないでしょうか。
その閻魔様が五七日目に登場です。

とても眩しい目と雷のように響く恐ろしい声。
ほとんどの死者は閻魔大王の姿を見ると気を失ってしまいます。

ここでは、魔法の鏡があり、そこには映像で生前に犯した罪が
全て映し出され、閻魔様に激しく責められます。

 「地獄へ行って罪を償ってこい」と言われ

地獄の目の前まで連れて行かれ、とても語ることのできない
恐ろしい地獄の風景を見るのです。

死者はその恐ろしさに悲鳴をあげ

「もう二度と悪いことはしません。
 許して下さい」と懇願します。

先ほどの鏡には、遺族の供養も映し出されます。
それを見て、閻魔大王は

「遺された家族や友達などがお前を想って手を合わしている。
 この者たちに免じて許してやろう」

死者は遺族や友達への感謝の想いでいっぱいになり血の涙を流すと
言われています。

そして七日間の猶予を与えれら死後四十二日目を迎えるのです。

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