2009年9月3日木曜日

あなたの知らない死後の世界①

人間死んだらどこへ行くのでしょうか?

日本では火葬され大半がお墓に入ります。
最近では散骨も増えてきていますが。

形ある骨はお墓の中や散骨してまかれたとしても、一体魂はどこに行くのでしょうか?

人は亡くなると現世と別れを告げて、中陰(ちゅういん)あるいは中有(ちゅうう)
と呼ばれる世界に行きます。
この世界は生きているという訳でもなく、死んでいるという訳でもない
どちらにも属さない世界です。

中陰の世界に入ると、死者は裁判を受けることになります。
例外もあります。よほどの極悪人は死んだ瞬間に即地獄へ行きます。
それとは正反対の誰もが認めるほどの素晴らしい善人は天へ行くとされています。
しかしこれらは例外であって、ほとんどの人達は裁判を受け、来世はどこに行くのかが
決まるのです。

裁判は死んでから七日毎に、計七回行われます。
最後の裁判まで合計四十九日かかるということです。

中陰の世界は暗くて険しい山道です。
距離にすると京都から東京の距離と同じぐらいだと言われています。
その道を一人で歩いていくのです。仲間などもいません。
この世界は一人で歩いて行く決まりなのです。
因みに冥土へ旅立つとか言いますが、冥土とはこの中陰の世界のこと指します。


今日はここまで。
次回は旅を始めてから七日目を迎え、一回目の裁きを受ける
初七日(しょなぬか)について説明していきます。

0 件のコメント: