2011年4月1日金曜日

仏教界の闇の仕事人 ~不動明王~

仏像の世界はおおきく4つのグループに分かれています。
仏像界は如来を頂点に菩薩、明王、天の順番で構成されており
企業の中の役職のようにとても明確な上下関係が存在しています。
そしてそのグループ内でもさらに細かな役割が決められています。

前回は菩薩のグループであるお地蔵様について説明しました。
今回は、仏像界の第三グループ、怒りの形相で仏教の教えを広める明王です。

昨年市川海老蔵が結婚を報告した成田山新勝寺のご本尊は不動明王(お不動様)です。


↑我が家の庭にある不動明王です。怒っています。


なぜ怒りの形相なのでしょうか?

明王は大日如来の化身・分身です。そして明王が救うのが難解の衆生、簡単に言うといくら言っても言うことを聞かない人のことです。
大日如来が変身して悪を懲らしめる、これが明王なのです。



明王は激しい煩悩を背後の炎と右手に持っている剣で焼き尽くし、道に迷うものあれば左手に握られている縄で縛ってでも救うと言われています。
慈悲の心ではなく怒りで仏教界を護るのです。
言うなれば、仏教界の闇の仕事人、裏のガードマンなのです。

武力をもって力尽くで人を救う明王。しかし、武闘派集団は明王だけではありません。
仏像界の第四グループの天もまた煩悩を切り捨てる武闘派集団です。
これは次回に説明します。


参考:1/3放送 日テレ「たけしの教科書に載らない日本人の謎!仏教と怨霊と天皇…なぜホトケ様を拝むのか」

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