2009年11月22日日曜日

折れてこそ

日本は畳む文化、西洋は吊るす文化であると言われています。
仕事上着物を着ることが多いのですが、大きい豪華な衣装は畳むと
とてもコンパクトになります。
修行時代着物をいつまでも吊るしていると
「早く畳め」と怒られたものです。

畳むということは折り目やけじめをつけるということであり
そこから躾というルールが生まれたそうです。

先日オバマ大統領が天皇陛下を訪問した際に
握手だけでなく、同時に深々とお辞儀をしていたと話題になっていました。
その角度があまりにも深すぎるとアメリカでは問題になっていたようですが。

他文化を受け入れる大統領の姿勢はすごいと思いました。
お辞儀は、深々と頭を下げ自分を折り畳む姿勢です。
折れるということは、色々な物を受け入れることができるということです。

どの国の指導者もこのような姿勢が取れていくと
世界も平和になっていくかもしれません。

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