2009年7月1日水曜日

勿体(もったい)ない

コンビニのお弁当がまだ食べられるのにもかかわらず大量に捨てられているというニュースを見ました。家畜用のエサになっているとはとは言うものの、全てではなく、「もったいない」と感じたのは私だけではないでしょう。

さて、この「もったいない」という言葉。
漢字にすると、「勿体ない」。
分解すると「勿体」+「ない」

勿体をさらに分解すると、「勿(なか)れ + 体」になります。

体とは?
仏教では、山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)と言って、
たとえば、そこにある石や花にも仏性、つまり仏の心が宿ると考えます。
だから体とは尊い仏様だと考えます。

「勿体無い」は「体を無にすること勿(な)かれ」ということ。
つまり仏様を無にすることはない。

言い換えると、全ては「勿体ない」、尊い仏様だということです。

よって本来の意味としては、物などを浪費するという意味ではなく、
全ての事物、それ自体が尊い物ということなのです。

たとえば、お米一粒、それ自体が尊いのです。

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