2008年10月22日水曜日

布施は「喜捨」

お布施は「喜捨」とも言います。
つまりお布施とは、喜んで捨てるということです。
賽銭の行為も「喜捨」となります。
何の見返りを求めずにただ与えるだけの行為なのです。

修行の一つに托鉢があります。駅前などで笠をかぶったお坊さんが手に鉢をもってお布施を頂いたり、あるいは家々を回ってお布施を頂くという行為のことです。

托鉢について次のような話があります。

お釈迦様は托鉢に行くお弟子さんたちに向かって次のように言いました。

「これから托鉢に行くのだが、貧しい人たちの家を回って托鉢をするように。決してお金持ちの家には回ってはなりません。」

お弟子さんたちは驚き、
「なぜお金持ちの家にまわってはならないのですか?」
「お金持ちの家から喜捨を頂くのではないのですか?」と聞きました。

するとお釈迦様は
「貧しい人たちは自分が貧しいと思っているから他人に施しをしてこなかったのです。そうすると貧しさから抜け出すことができないのです。私たちお坊さんが喜捨を頂きに行くのは、貧しい人たちを貧しさから救ってあげるためなんですよ。だから貧しい人の家を回るのです。」

金額は問題ではありません。
自分のためだけにお金を使うのではなく、喜捨という行為、他人に喜びを与えられるようになる、他人のためにお金を役立てることが、貧しさから抜け出る方法だということを教えているのですね。


ブログ右上にはお賽銭箱があります。
カーソルをお賽銭の所にもっていき、マウスの左を押すとお布施をすることができます。
カーソルをお賽銭以外の所にもっていくと人の手がでてきてお金を盗む事もできます。
最後は参拝終了へカーソルを移動しマウスの左を押してください。
お気持ちのある方はお布施をどうぞ。喜んで捨てていってください。

0 件のコメント: