2008年7月2日水曜日

人が死んだらなぜ悲しいの?


修行時代に聞いた話です。

身近な人が亡くなるとどうして我々は悲しくなるのでしょうか?

人が悲しくなる理由は色々とあるでしょうが、その人の為にこれまでしていた自分の役割というものがなくなるからなのです。生きていれば当たり前のように、その人の為にしてあげたことがあります。例えば、ご飯を作ったり、話をしたり、お風呂を洗ったり、洗濯をしたりなどなど。亡くなってしまうとそれらが消えてしまうのです。だから我々は悲しくなるのです。

しかし、その役割は続けることもできます。仏壇にご飯や好きな食べ物をお供えしたり、心の中で話しかけてみたりできるのです。

もう一度自分の役割というものを考えてみてはいかがでしょうか。今かかわりのある人に対して、そして身近に亡くなった人に対しても。

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