これは、元々「融通無碍(ゆうずうむげ)」という言葉からきています。
意味は、この世に存在するもの全ては、それ自身のみで成り立っているのではなく、それぞれが、一切妨げるものなく融け合い通じ合って成り立っていると言う事を表しています。
浄土教の一派に「融通念仏宗」というのがあります。
その教えは、一人の念仏が万人の念仏と融通し合う事によって、一人の極楽往生を願う気持ちというものは、実は万人の為の極楽往生を願う気持ちへと融け合い通じ、また、その事によって一人は万人から極楽往生を実は願われてるいるんだという事を説いています。
現代では「お金を融通してもらう」というような使われ方が多いのではないでしょうか。
確かに、生きてく上でお金は大切かも知れません。が、もっと大切なものを実は融通し合って生きている、生かされてるという事をしっかり認識していかなければならないと思います。
(スタッフ H・K)
0 件のコメント:
コメントを投稿