食欲の秋ですが、
仏教では人間の食べ物として四食(しじき)があると言います。
これは普通の食べ物よりも広い考え方です。
1.段食(だんじき)
私たちがいつも食べている食べ物のことです。
これは目に見える食べ物ですが、人間これだけでは生きてはいけません。
2.触食(そくじき)
例えばスキンシップのように身体で触れることで心身の働きを養うもの。
そばにいてくれる、気にかけてくれるという安心感は心の栄養となります。
3.思食(しじき)
希望や夢があるから困難な状況でも耐えることができるのです。
これらは人間を生かす食べ物です。
4.識食(しきじき)
生きようとする意識・力が、生きていることを支えています。
我々は段食だけで生きている訳ではありません。
目には見えない食べ物のこととも忘れてはならないのです。
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