2009年2月12日木曜日

満つれば欠くる世の習い

京都の知恩院(浄土宗総本山)の御影堂の屋根には不自然に二枚の瓦が取り残されています。

満月になった月は時間が経てば欠けていきます。
完成するとあとは壊れるばかり。
そう、無常なのです。

二枚の瓦を置くことにより、まだ完成していない、未完成である。
そしてまだこれから栄えていくということを示しています。

知恩院へ行った時は、是非屋根瓦をご覧になってください。

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