前回は写経について、今回は正座についてです。
最近、女性の方より修行中は正座ですか?というご質問がありました。
「正座」・・・正しく座ると書きます。
仏様の前で、背筋を伸ばして正しく座ることも修行のひとつなのです。
正座をして足がしびれ、痛い経験をされたことが皆さんあると思います。足がしびれるのは仕方ありません。正座にもコツがあります。また慣れも必要となってきます。(修行時には、正座のコツを説明します)
いったん足のしびれに注意が向いてしまうと余計にしびれが気になります。そして益々足にとらわれてしまいます。このようなときに、例えば大きな声をだしてお経を唱えることに注意が向くと、意外と足のしびれは気にならなくなってきます。気にならなくなるというのは、気にならないということを気にしていますから、どうでもよくなるとでも言ったほうがよいでしょう。
我々は何らかのことにとらわれたり、こだわったり、かたよったりして生きています。仏様の教えは、そのような心から解放されることでもあります。
ですから、足がしびれた時こそ修行のチャンスなのです。大きな声でお経を唱えてみましょう。
まぁ、痛いですけど・・・(笑)
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