お釈迦様のお話です。
4種類の馬がいるように、人間にも4種類の人がいる。
<1種類目>
この馬は鞭を振り上げようとすると、すぐに走り出します。
<2種類目>
この馬は鞭が尻尾に触れると、すぐに走り出します。
<3種類目>
この馬は鞭で叩かれて、走り出します。
<4種類目>
この馬は鞭でおもいきり叩かれてはじめて走り出します。
人間もこれと同じで4種類ある。
<1種類目>
他の町の老病死の話を聞いたり見て、自分のそれを自覚する
<2種類目>
近所に住む人の老病死を聞いたり見て、自分のそれを自覚する
<3種類目>
近親者の老病死を聞いたり見て、自分のそれを自覚する
<4種類目>
自分の老病死を目前にして、ようやくそれを自覚する
みなさんはどれに当たりますか?
挙一明三とは、一を挙げて示すと三を理解するということで
とても賢く理解の早いことを言います。
他人が老いていったり、病んでいったり、死んでいくのを見たり、聞いたりして、我々は自分も同じようになるということを自覚するということが大事であり
一つの事柄から真理に近づいていくことが、仏教を学ぶということです。
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