ハイチやチリの大地震。
天災や事故などはいつ襲ってくるかわからない。
たとえ、お守りをもっていようが、お祈りしていようが
思い通りにならないのがこの世の中。
では天災や事故、お守りに対して祈るべきこととは何なのでしょうか?
芥川賞を受賞した僧侶でもある玄侑宗久さんが
「お坊さんでも悩んでいる」(文春新書)で次のように述べています。
お守りやお札も、そりゃあ持てばいいですけど、
持ってたからって、べつにあなたの考える幸運が訪れるとは限りませんよ。
お守りやお札は、あなたがどんな状況に陥っても、
それが不幸だと即断しないように持つものです。厄落としだってそうです。
何が厄なのかは、すぐにわかりません。(中 略)
そんな判断を留保し、冷静に流れを見極め、
心をニュートラルに、元気に、保つ。お守りやお札を見たらそう思ってください。
たとえどんな状況に立たされようとも、心が自由であるように祈ること。
人生の主人公は自分自身。つまり自分次第でどうにでもなるということ。
しかし、そうすることは易しいように思えるが、一番難しいのです。
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