お寺には仏様が仏像という形で祀られています。
しかし仏像といってもその種類は豊富です。
東大寺の大仏、阿弥陀如来、金剛力士像、不動明王などは
耳にしたことがあるのではないでしょうか。
立っている仏像もあれば、笑っていたり、怒っていたりする仏像もあります。
日本には世界一と言われるほど、多種多様な仏像があるのです。
では仏像の世界を説明していきます。
仏像界は以下の通り大きく4つのグループに分かれています。
<如来グループ>・・・仏像界の頂点
<菩薩グループ>・・・ナンバー2
<明王グループ>・・・ナンバー3
<天グループ>・・・ナンバー4
<如来グループ>
最も位の高い仏像のことで、会社で言うと、社長、会長、名誉会長のようなものです。
如来とは真理に目覚め悟りを開いたもののことで
如来以外の仏像は、すべて悟りを開いていない修行中の身なのです。
世界最初の仏像は一世紀に作られた釈迦如来という如来の一種。
最初の仏像ができたのは、お釈迦様がなくなってから500年後にはじめてできました。
それまでは仏像は存在しませんでした。しかし仏教の布教には仏像は必要でした。
お釈迦様の姿を拝みたいという信者たちのラブコールに応えてついに釈迦は仏像となり釈迦如来となりました。
歴史がくだってくると同時に仏教を信じる人の裾野が広がり、そして庶民のニーズに応える形でさまざまな仏像ができるようになっていきました。
如来グループの仏像として、有名なのが奈良の大仏です。
これは毘盧遮那(びるしゃな)如来↓を仏像にしたものです。
他には阿弥陀如来があります。
極楽浄土の案内人で「南無阿弥陀仏」と唱えれば成仏できるという手軽さが受け、日本の寺院で最も多く祀られています。
鎌倉の大仏↓は阿弥陀如来です。
奈良時代の人気ナンバーワンの仏像が薬師如来です。
医薬を司る仏様で、医王という別名もあり、我々の病気を治し、安楽を与える仏様です。健康の象徴として顔がふっくらとしています。
その他、太陽を神格化した大日如来もあり、経典に記されたさまざまな如来は仏像となっていきました。
仏像界の頂点に立つグループ
釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来、毘盧遮那(びるしゃな)如来
次回は<菩薩グループ>について説明します。
参考:1/3放送 日テレ「たけしの教科書に載らない日本人の謎!仏教と怨霊と天皇…なぜホトケ様を拝むのか」
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