2010年2月3日水曜日

高砂親方と朝青龍

いつも世間を騒がしているこの二人。
この二人の関係を見ていると、今の世の中を表しているように思う。

弟子は自分の思い通りにしようとしたり、したいことしかしない。
組織でのルールがあるのにそれを守ろうとせずに、自分勝手な事ばかり行う。

親方はそれを見て見ぬふりをする。
あるいは、指導はするものの、相手には伝わらず、また弟子は同じ行動を繰り返す。

相手の事を思っていれば、「悪いことは悪い」ともっと毅然たる態度で接するべきである。
しかし、世の中この辺りが機能していないように思う。
上司が部下に対して、大人が子どもに対して、心からよくなってもらいたいと思う愛情があれば、厳しくても相手には伝わるものである。

また叱られる側も、個性、個性と叫ぶのはわかるが、その前にもっと足元をみつめていかないといけないのではないだろうか。すべきことや守るべきことが先だと思う。
照顧脚下である。
 


照顧脚下(しょうこきゃっか)とは?
禅の言葉で、
まずは自分自身の足元をよくみなさい、身近なことに気をつけなさいという意味

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