昔、インドに栴檀(せんだん)という木があり、その根元には南縁草(なんえんそう)という汚い草が沢山生えていた。あまりにも汚いのでその草を刈り取ると、栴檀の木が枯れてしまった。
調べてみると、栴檀は南縁草を肥やしにして成長し、南縁草は栴檀から落ちてくる露によって育っていることがわかった。
これは、落語「百年目」の中ででてくる噺です。
このような関係はちょうど泥中と蓮の関係に似ていますね。
蓮は泥中にあり、美しい環境ではありません。しかしそこからでも栄養素を吸収して成長していき、汚れのない綺麗な華を咲かせます。
お互い支えあいながら成長している素晴らしい関係なのですが、、ついつい相手のことを忘れたり、邪魔者にてしまったり、感謝の心を忘れてしまうのが、煩悩多い人間なのです。
蓮や栴檀を自分に置き換えてみて考えてみてはいかがでしょうか。
あなたにとっての泥中や南縁草はなんでしょうか?
1 件のコメント:
アカと汗!
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