仏教では戦争や自然災害での犠牲者のことを「代受苦者」と呼び
自分の代わりになってそれらを受けてくださった人、という意味です。
瀬戸内寂聴さんは、東北の震災で亡くなった人は、我々の代わりに苦しみを
受けた「代受苦者」であり、だからこそ、感謝をこめて亡くなった方々を供養
しなければいけない、自分の命を大切にしなければいけないと説法していました。
被災された方々も同様で、我々の代わりに苦しみを受けられている
「代受苦者」なのです。だから、決して他人事ではすまされないことになるのです。
因みにお地蔵様は、「代受苦の仏様」と言われており、暖かい眼差しで我々の
苦しみを引き受けて下さる仏様です。
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