2010年7月29日木曜日

仏様はほどけ様

仏様の眼をよく見てみると半開きの状態になっています。
我々は外ばかりに眼がいってしまいますが、仏様は眼を半眼状態にすることにより外も内も見ることができるのです。

眼をカッと見開き外の様々な情報をいつもキャッチしているのが現代人です。
常に外ばかりみているので、心や体は緊張状態になっています。

リラックスというのは、緊張がほどけることを言います。
ただダラーっとするということではなく
半分は外へ、半分は内に仏様のようにほどけることが本当のリラックスだと
思います。


お寺での修行はこのようなリラックスを得るためでもあるのです。
お寺にお参りしたり、お経を聞いたりして気分が落ち着いたり
心地よく感じるのは、うまくほどけている証拠なのです。

仏様のように、時にはほどけて、内をみていきましょう。
そうすると必ずいろいろな気づきが生まれてきます。
内なる眼を育てる力もどうぞお忘れなく。

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